ドライな電機業界に比べ、自動車業界には下請けとの共存共栄を図るという気風が強かった。それでも、最近はそうした余裕が乏しくなっている。
先進国の自動車市場がすっかり成熟し、価格競争の厳しい新興国市場に活路を見いださざるを得ないからだ。
また、自動車メーカーは一様に部品の共通化を全社的に進めており、新たに設計される部品にはグローバルな比較で最安値であることが求められている。国内の下請けへの値下げ圧力が緩むことはない。
中国での賃金上昇を受け、いまや人件費のベンチマークはベトナムへ移った。いずれはバングラデシュやミャンマーへ変わっていくはずだ。