ダニ退治用のふとん専用掃除機をアピールするレイコップ・ジャパンの李誠晋社長=12日、東京都港区【拡大】
なかでも販売が好調なのはダイソンやアイロボットなどの外国勢だ。サイクロンや自走式のロボットといった新機能がユーザーの支持を獲得。日本の電機メーカーも追随して同様の製品を投入し、結果として市場の裾野が広がる図式になっている。
レイコップを扱う家電量販店では「寝具専門という全く新しい分野の掃除機。ふとん乾燥機の代わりに購入する人もいるなど、新たな需要を掘り起こしている」(売り場担当者)。レイコップの躍進が今後も続けば、成熟した日本の掃除機市場で「第3の黒船」となる可能性もありそうだ。(小島清利)