吉永社長は「ガソリン車よりも、さらに走りが良くなる。ターボ(過給器)の変わりにモーターを使った感覚。『走りが楽しいでしょ』という提案だ」と説明する。
こうした技術に加え、搭載が有力視される渋滞時にアクセルとブレーキを自動制御して前の車に追突しないように追従する機能「クルーズコントロール」にもハイブリッドの利点が生かされた。
この機能を使った走行は、走りの楽しさよりも、燃費性能により力点が置かれる。通常の走行時は、ガソリンエンジン約7割、電動モーター約3割の使用比率が、ガソリン約6割に対し、電動モーターが約4割となる仕組みで、「約1割の実用燃費アップにつながる」(竹内プロジェクトゼネラルマネージャー)という。