「他社と違った取り組み」
2012年の国内新車販売(軽自動車含む)に占めるHV比率が約18%(11年は11.6%)と高まるなか、同社は「燃費を向上させる電動化時代において、スバルが他社と違った形で取り組む姿勢を示した」(吉永社長)としている。
今年は、トヨタ自動車が「カローラ」、ホンダが「アコード」「フィット」といった主力車種で相次ぎHVを投入する計画だ。このため、国内市場でのHV比率はさらに高まるとみられ、燃費競争が熾烈(しれつ)になることは間違いない。
同時に、今後は、単なるHVではなく、個性豊かなHVを投入することが勝ち残りの条件となりそうだ。(飯田耕司)