高校生と川に飛び込むなど、まだあどけなさが残る社員たち。だが森で「平成22年入社一人前認定記念」の記念碑を立てた際の表情はいずれも引き締まっていた。
自ら考える力
これらの若手社員を育て上げたのはチューターとして指導に当たった先輩社員だ。コクヨは、文具やオフィス家具など事業ごとに分社化した17年、各部署の上司から推薦された先輩社員が3年間、マンツーマンで新入社員に付く若手育成制度を導入した。
チューターは30代が中心で、総合職の新入社員(1年で30~50人)を1人ずつ担当する。チューターは1年目は積極的にアドバイスをするが、2~3年目は、新入社員の“自主判断”を重んじ、フォローにまわる。
たとえば、商品開発部門では、顧客本位のものづくりを身につけさせるため、チューターが、新人のアイデアに対し、「なぜそのデザインなのか」などと質問しては考えさせ、時には本社ショールームで商品を見せながらアドバイスするという。