流通大手のプライベートブランド【拡大】
競合するメーカー品(ナショナルブランド、NB)の市価より100円近く高いにもかかわらず、「原料や製法にこだわり抜いた圧倒的なおいしさが支持され」(鎌田靖・セブン-イレブン・ジャパン商品本部長)、8月末までの販売数1500万個のヒットを飛ばす。
イオンも、1食分の主菜・副菜と米飯をセットにした冷凍PB「トップバリュ レディーミール(ワントレー)」シリーズの売り上げを伸ばしている。また8月末には、PB5000品目の「年内価格凍結」を宣言。「原材料高などのコスト増加分は、サプライチェーン全体の効率化で吸収する」(仲矢長蔵・イオントップバリュ社長)方針で、品質と価格の両面から徹底した差別化を目指す。
円安の長期化や原油高などに悲鳴を上げるメーカーが、相次ぎ値上げに踏み切る中でも、PBの低価格維持に躍起な小売り各社。その背景には「思い切ってお金を使いつつ可能なところは節約に努める、といったメリハリを付ける消費者が今後も増えるだろう」(川野澄人・ヤオコー社長)との読みがある。