流通大手のプライベートブランド【拡大】
こうして各社をPB強化に駆り立てている原動力は「全商品の平均粗利率約25%に対し、PBは40%近い」(高橋専務)という収益性の高さに他ならない。
言い換えれば、PBは「薄利多売」という小売り各社の事業モデルに風穴を空けるためのマストアイテムというわけだ。
もっとも、PBも決して“魔法のアイテム”ではない。「安かろう悪かろう」のラインアップでは、目の肥えた消費者に見限られるのも必然だ。
PB拡大によってメーカー側から価格決定権を奪いつつある小売り各社は、消費者にとって魅力的な商品企画力が問われる正念場を迎えている。(山沢義徳)