東京五輪の招致ポスターをはがし、開催決定を祝うポスターに張り替える駅員=9月10日午後、東京都新宿区の都営地下鉄大江戸線都庁前駅【拡大】
56年ぶりの開催が決まった2020年の東京五輪。関西も歓迎ムードに包まれてはいるものの、気になるのは関西への経済波及効果だ。「大きなインパクトは期待しにくい」との悲観的な意見が強い一方、関西経済界では東京開催に対する嫉妬とも警戒心ともつかない、複雑な心境が垣間見える。東京五輪が関西にもたらすものは…。
ハルカスより小さい!?効果
「関西もこのチャンスに海外客に来てもらえる取り組みを」(関西経済連合会の森詳介会長=関西電力会長)、「個人消費などマインド面での効果が大きい。デフレ脱却を確実にする見通しが出てきた」(関経連の角和夫副会長=阪急阪神ホールディングス社長)。五輪決定を受けて、関西経済界はまずは歓迎ムードを示した。
世界をあげたビッグイベントは、企業にとって商機拡大のチャンス。約3兆円-。開催決定前から、東京五輪がらみでひんぱんに引き合いに出された経済波及効果(東京都試算)もそれを裏付ける。