東京五輪の招致ポスターをはがし、開催決定を祝うポスターに張り替える駅員=9月10日午後、東京都新宿区の都営地下鉄大江戸線都庁前駅【拡大】
ひとまず経済界が期待を寄せるのも観光だ。東京都は、期間中に850万人の観光客が訪れると試算。昨年1年間の訪日外国人客数(約835万人)を上回る規模だ。
観光庁の調査によると、訪日外国人観光客は1人あたり平均10万円程度を消費している。京都、大阪、神戸、奈良と豊富な観光資源をもつ関西が東京から観光客を呼び寄せれば…と皮算用が働く。
関経連の角和夫副会長(阪急阪神ホールディングス社長)は、関西国際空港から入国し、成田空港から帰国する訪日観光の定番ルートを「逆転させたい」と話す。五輪観戦後はぜひ関西へ…と関東から外国人が流れ込む仕掛けづくりを提案する。
関西は関東に次いで外国人観光客の訪問が多く、今後所得水準のあがるアジア新興国との関係も深い。りそな総研の荒木氏も「7年後に向けて観光客を呼び込む準備を進めるべきだ」と話す。