3メガバンク【拡大】
さらに10月1日にはみずほ銀、三井住友信託銀が固定10年型を0・05%引き下げるなど、薄皮をむくような小刻みの利下げ競争が続いている。
大手行は8月以降、住宅金融支援機構と提携して販売する「フラット35」を含め、金利を引き下げた。日銀が4月に導入した大規模な金融緩和で市場金利が低下し、金融機関の資金調達コストが低い水準にあることが背景だ。
しかし、金融機関にとっては低金利で利幅が薄くなった分、一定水準の収益を確保するためには、貸し出しを増やして“量”を追わざるをえない。景気回復が進む中で、設備投資などに充てる企業の資金需要はまだ本格的な回復に至っておらず、貸し出し拡大を図る銀行は、住宅ローンへの注力を余儀なくされている。
新たなステージ
だが、相次ぐ利下げでさらなる金利競争の余地が乏しくなり、ついに競争は新たな局面に入った。
りそな銀は女性を対象にした住宅ローンを刷新し、自己資金がなくてもローンを組めるほか、ホテルやレストランなどで割引が受けられる特典を付けた新メニューを設けた。住宅ローンの新たな顧客層を開拓するのが狙いだ。