3メガバンク【拡大】
同時に“新興勢力”も勢いづく。ネット経由で契約できるサービスを展開する住信SBIネット銀行は8月下旬、営業開始から5年11カ月でローン取扱額が1兆5千億円を突破した。「想定以上のスピード達成」(広報担当者)という。また、地方都市では地銀が地元の開発案件に食い込み、地元需要を囲い込む戦略だ。
高まる依存度
住宅金融支援機構によると、全国の都市銀行と地方銀行が取り扱う住宅ローンの残高は平成20年度末に100兆円を突破し、24年度末には110兆円を超えた。銀行の貸出残高に占める住宅ローンの割合も、10年前の20%前後から、足元は27%台に上昇するなど、貸し出しに占める住宅ローンの依存度は高まっている。
こうした中で、異例の低金利が銀行経営に及ぼす悪懸念も指摘されている。三菱総合研究所の研究グループ「住宅ローン信用リスク・データコンソーシアム」は、30行超の金融機関のデータを分析した。その結果、住宅購入額に占める頭金の割合が低いほど債務不履行が増える傾向を実証した。