羽田空港に駐機する全日空機(ANA)と日本航空機(JAL)【拡大】
羽田の国際線は、1往復分あたり年間100億円の売り上げ増につながるとされる「ドル箱路線」だ。今回の配分により、航空連合スターアライアンス加盟のルフトハンザ航空と全日空は、ドイツ便で日航に比べ圧倒的な優位に立つ。フランクフルトを経由した乗り継ぎ需要も多く、ビジネスチャンスは大きい。
全日空の海外路線拡充に強い危機感を抱く日航は、航空連合ワンワールド加盟のフィンランド航空とともに、ヘルシンキ経由での欧州便で顧客の取り込みを図る考え。だが実績作りはこれからだ。
日航は「ゼロ」も
日航の平成25年3月期の連結最終利益は1716億円で、全日空を傘下に持つANAホールディングス(431億円)に比べ4倍近く多い。公的資金による経営再建の過程で、経営の重しだった財務負担が軽減されたのが好業績の要因の一つだ。