トヨタにカイゼン浸透 常に「現場」を重視したクルマづくり (1/5ページ)

2013.11.29 07:00

【1000万台の先へ】豊田英二の遺訓(下)

 「三度の飯より工場回りが好きだった」

 金のしゃちほこで有名な名古屋城。そのそばに建つ老舗ホテル、ウェスティンナゴヤキャッスル(名古屋市西区)で25日、経済、政界関係者らが20世紀における自動車産業の主役の一人に最後の別れを告げた。

 トヨタ自動車最高顧問だった豊田英二氏の「お別れの会」。張富士夫名誉会長は「『原点』ということを、いつもきちんとやった人だった」と振り返る。

 英二氏の原点とは、ものづくりの現場にほかならない。「無口で近寄り難いほど怖かった」(トヨタOB)という英二氏が子供のように目をキラキラとさせる空間がある。

 鋳物やエンジンなどをつくり、自動車を組み立てる工場だ。社長に就いてからも時間があれば、作業服に着替えて愛知県豊田市の各工場を見て回るほどで、豊田章一郎名誉会長は「三度の飯よりも工場回りが好きだった」と明かす。

「乾いたタオルでも知恵を出せば水が出る」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。