東北6県と全国の観光目的での延べ宿泊者数の比率【拡大】
JTBなど旅行各社は、被災地で埋もれていた観光資源を洗い出し、地域の人と交流して震災の記憶もたどる旅の商品化を進めている。
震災から一定の時間が経過したことで、被災地に「来て見て感じてもらう」体験学習の設計や、修学旅行の誘致にも本腰を入れ始めている。
「その象徴となる震災遺構の保存は不可欠。渡辺さんのような発信力のある人が作る新しい観光資源も貴重。まずは国内で関心を持ってもらい、ゆくゆくは外国人にも来てもらえるよう、少しずつ進めていきたい」と国土交通省東北運輸局の担当者は話している。(藤沢志穂子)