日本郵船、海洋開発に1000億円投資 上流分野へ事業多角化 (2/2ページ)

2013.12.20 06:05

 ドリルシップでは、川崎汽船や日本の大手商社、日本海洋掘削と共同で、ペトロブラス向けの事業に参入。12年4月から最長20年の用船サービスを始めた。シャトルタンカーでも11年以降、北海やブラジル沖合の海底油田事業で計4社と定期用船契約を結んだ。

 14年3月期の海洋開発事業は、08年10月に社内に担当グループを新設し本格参入して以来、初めて黒字化するめどが立った。20年には経常利益ベースで100億円の黒字を目指す。

 一方、競合各社も海洋資源事業を収益の柱に育てたい考えだ。商船三井は今年10月、ウルグアイのLNG受入プロジェクトに参画することを決めた。従来の陸上の受入基地に比べて低コスト、短期間に設置できる浮体式LNG貯蔵再ガス化設備(FSRU)1隻を基地建設・運営会社の子会社に20年間貸し出す。総事業費は約400億円で、韓国の造船会社にFSRUを発注した。川崎汽船もドリルシップの事業に共同参画するなど、資源輸送分野における収益拡大を目指している。

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