--どうやって克服したのか
「スカイラインはこれまで、『ウナギ屋のタレ』のようにセダンとしての基本性能をずっと進化させてきた。今回、そのタレを捨てて新しくタレを作った。セダン市場をもう一度活性化させるためには、いままでの続きで車を作っていてはだめだと考えたからだゼロからセダンはどうあるべきかを問い、骨格から見直した。走行環境合わせて作り直す必要がないように、実験車はアラスカやアリゾナ砂漠など通常は走らない場所も含めて世界各地を120万キロも走った。今はコンピューターでシミュレーションもできるが、現実に走ることで基本性能を高いレベルに持っていけたのだと思う」