【技術による先進~アウディの躍進~】(5-5) (2/3ページ)

2013.12.27 05:00

軽量高剛性天然ガス(CNG)タンクはリヤトランク下に配置される

軽量高剛性天然ガス(CNG)タンクはリヤトランク下に配置される【拡大】

  • AudiA3g-tronの航続距離は1000キロを超える
  • eガスプラントで精製した天然ガス(CNG)を燃料に
  • 風力で作り出した電気を利用する

 ちなみにAudi A3 e-tronの二酸化炭素(CO2)排出量は、1キロメートル当たり35グラムに過ぎない。モーターのみで走行しても時速130キロの最高速度が出せ、50キロメートルの航続が可能である。「高出力にしてエコロジー」。まるで夢のようなA3が実際に走り出すのは、遠い未来ではない。

 そしてもうひとつ、このA3が提案するサスティナブルエナジー(再生可能エネルギー)の世界がある。それは「Audi A3 Sportback g-tron」(ジートロン)だ。A3 Sportback g-tron自体は、自然エネルギーを原料とする天然ガスによって稼働する自動車である。もちろんこれには最新の燃料タンク技術や、航続距離を伸ばす軽量化技術、ドライバーアシスト技術など、アウディが研究を重ねる最先端の内容がふんだんに盛り込まれているが、大切なのは、「g-tron」の構想はさらに大きな視野でエネルギー問題を捕らえていることである。

 アウディはドイツ北部のヴェルルテに一大プラントを建設した。そして、ここで生成する「e-gas」(人工メタンガス)を、2013年の秋からドイツ国内の天然ガス・スタンドに供給するという。

 しかしここで注目すべき点は、代替え燃料の製造だけではない。このプロジェクトにおけるもうひとつのテーマは、「CO2排出量の削減」なのである。

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