■頂点のスペシャルモデル Audi RSシリーズ
■操作性・乗り心地 洗練度増す最新モデル
◆究極の性能と価値観追求
アウディのRSモデル。その起源をたどれば、1994年にリリースされたAudi RS2Avant。当時のスポーツモデルといえば、クーペスタイルが全盛の時代。しかしRS2はステーションワゴンとして登場した。ポルシェとのコラボレーションモデルとしてもよく知られているが、既成概念に縛られることなく、新たな領域に挑んでいくアウディらしい意欲作だった。
まさに高性能スポーツワゴンの先駆け的な存在として記憶に残るモデルだったが、その息吹はモデル拡充を続ける、RSシリーズに引き継がれている。2000年にはRS2の流れをくんだ、同じワゴンスタイルを持つRS4Avantをリリース。そのバトンが託されると、徐々にボディーバリエーションを広げ、現在はクーペ、カブリオレまでラインナップするようになった。
RSシリーズはアウディ・ファミリーのなかで、スペシャルな位置付けだ。「A」で始まる量産のスタンダードモデルのスポーツ仕様としては、「S」シリーズが設定されている。A3SportbackをベースとするS3Sportbackから、A8をベースとするS8までそろえられている。はっきり言って十分過ぎるほどのパフォーマンスが与えているのだが、RSシリーズはそのSシリーズの上をいく高性能版なのである。
開発はクワトロGmbH(アウディの100%子会社)が担当している。このアウディのスポーツディビジョンは、モータースポーツで培われたノウハウと技術をもとに、エンジンやサスペンションを独自にチューニングするだけでなく、エクステリアやインテリアをよりスポーティーにアップグレード。まさに「レーシングスポーツ=RS」にふさわしい究極的な性能と価値観を持つモデルを数々輩出してきたのである。