不祥事・トラブル続きの原子力機構 「もんじゅ」再開へ最後のチャンス (3/5ページ)

2014.1.5 07:00

 福井県の元原子力安全対策課長で、福井工業大の来馬(くるば)克美教授(原子力技術応用工学)は、問題続きの原子力機構の組織風土は独立行政法人としての「官」体質にあると指摘した上で、「危機感を組織内で共有しなければ(原子力機構は)変わらない。看板倒れにならないよう粘り強く改革を遂行していく必要がある」と話す。

 原子力機構は26年半ばをめどに規制委に対し、運転再開に向けた安全審査の申請を行う方向で調整を進めている。そのためにクリアすべき課題となる運転禁止命令解除と、耐震設計上、考慮すべき活断層かどうかを調べる敷地内の破砕帯(断層)問題の2つは25年度内に決着がつく見通しという。

 9月に未点検機器の点検作業を完了させ、再発防止策を示した点検計画の見直しなども11月中に規制委へ提出。破砕帯問題も、規制委から求められた追加調査項目全てを取りまとめ、25年度内に報告できるめどが立ったからだという。

「反原発」を中心に高速増殖炉開発の撤退を求める声も渦巻いている

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