電力供給の枠組み流動化も 原発再稼働遅れ、早くて春以降に (3/4ページ)

2014.1.8 06:15

 一方で、近く閣議決定される「エネルギー基本計画」では、原子力発電所を「基盤となる重要なベース電源」と位置づけ、規制委が安全性を確認した原発について「再稼働を進める」と明記された。

 ただ、将来的には「安全性の確保を大前提に引き続き活用していく」との方針を打ち出しながら、原発依存度を「可能な限り低減させる」とも記述。「全体として方向性が分からない」と経産省審議会委員の橘川武郎・一橋大大学院教授は評した。

 古くなった原発の新増設や建て替えについての記述もなく、ある電力会社幹部は「原子力政策の腰が定まらないと、新増設や建て替えはリスクが大きすぎて誰もやらない」と懸念。再稼働後の原発利用率が抑制気味になる可能性もある。

一方、東電の“弱体化”を背景に関電と中部電力が…

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。