任天堂の岩田聡社長もWiiUの発売前は「(ゲームが好きな)コアゲーマーを取りにいく」と述べ、コアゲーマーの獲得に執念をみせていた。ところが、有線接続できないなどの“欠点”の影響もあり、コアゲーマーの多くはSCEやMSのゲーム機で遊ぶという構図ができあがってしまっている。
時代はクラウド移行?
任天堂がネットへの対応に苦慮する中、ゲーム機は次の時代に移行しようとしている。その主役が、ネットを通じて情報をやり取りする「クラウド」だ。
SCEは、24年に米国クラウドゲーム大手のガイカイを買収。11月に欧米で発売した据え置き型ゲーム機「プレイステーション(PS)4」では、ネットに保存している初代PSからPS3までのゲームソフトを遊べるクラウド構想を発表している。