五輪選手支援、アスナビ成果 JOCの「息の長い支援」 (1/4ページ)

2014.2.24 07:00

 日本勢が冬季五輪としては長野五輪に次ぎ多くのメダルを獲得したソチ五輪。活躍した日本人選手の中には10人の“社員”が含まれていた。従来型の実業団チームが長く続いた景気低迷で減る中、活動資金に困っていた選手を企業が社員として迎え入れた。日の目を見た新たなスポーツ支援のあり方は、東京五輪に向け広がりを見せそうだ。

 「社会貢献とPRの両方の目的を兼ねて採用した。社員の士気向上にも貢献している」

 ローソンの担当者は選手支援に乗り出した理由をこう説明する。同社は昨年6月、スピードスケート女子の住吉都とアイスホッケー女子の平野由佳を正社員として採用した。

 住吉は所属先スケート部が解散となり、海外遠征のため就職活動すらままならない中での入社。平野はアルバイトをしながら活動していたが、新たな職場を得たこともあり、ともにソチ五輪出場を果たした。

引退後も社員として働けるため安心して競技に打ち込める

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