消費増税に向けポイント還元、キャッシュバック
消費税率引き上げ後の「外飲み離れ」を食い止めようとする取り組みが加速してきた。サントリー酒類は26日、飲食代を最大10万円キャッシュバックする抽選キャンペーンを4月1日に始めると発表した。居酒屋各社は、会員カードのポイント還元率や割引率を引き上げる。増税前から「お得感」を印象付け、客足をつなぎ止めたい考えだ。
サントリーのキャンペーンは6月8日まで、自社製生ビールを取り扱う全国約3万店舗で実施。飲食のレシートを専用はがきに張って応募してもらい、毎週1000万円、総額1億円を抽選でキャッシュバックする。
増税後のアルコール飲料への出費減を防ぐため、各メーカーは市販向けのプレゼントキャンペーンを計画する。サントリーは「『外飲み』を応援することで取引先の販売促進につなげたい」(広報)という。