日本国内では3カ月遅れで発売された「プレイステーション4」。行列に並んで購入した子供たちは高々と“戦利品”を掲げた=2月22日、大阪市浪速区【拡大】
窪田さんがPS4で最も期待する機能は、ボタンを押すだけでインターネットの交流サイト(SNS)につながり、自分のゲームプレー動画などをアップできる「シェア」。ソフトも3本購入、別売りのカメラを使ってシェアで「実況中継」しつつ遊ぶという。
PS4の人気を支えているのは、窪田さんのように熱心にゲームで遊ぶ「ゲーマー」たちだ。それだけに、日本でのPS4発売が欧米より3カ月遅れると発表するとゲーマーの怒りが爆発、「日本軽視」と批判の声が噴出した。
SCEが日本発売を遅らせたのは、市場が大きい欧米に少しでも多くPS4を回したいとの思惑が背景にあるが、実は国内ゲーム会社のソフト開発遅れの影響が大きい。ゲーマーはソフトの購買力が高く、メーカーにとって“ありがたい存在”だが、ソフト不足は「即批判」にもつながる。