出店競争が続くコンビニエンスストア業界では、集客力の見込める地域への新規出店が難しくなりつつある。このため、大手各社は鉄道や空港、病院など既存施設内に出店し、業績の拡大を目指している。
鉄道分野で先行しているのがファミリーマートだ。都心の小規模店を中心に展開していた「エーエム・ピーエム・ジャパン」を子会社化するなど、駅構内に適した小規模店の開発が強みで、今年2月末時点で約400店を出店している。
ローソンは、病院向けに大人用おむつやリハビリ用のつえなどをそろえた店舗を展開。全国に184店を出店し、今後も出店を強化する。
日本フランチャイズチェーン協会によると、2月末の全国のコンビニ店舗数は4万9982店で前年同月から2637店(5.6%)増加した。ただ、駅前や幹線道路沿いなど集客の見込める地域には各社が出店し、「単独の新規出店には限界もある」(コンビニ大手)との指摘もある。各社は駅や病院などへ出店しようと、特性に合わせた店舗作りを急いでいる。