全住宅の流通量に占める中古住宅の割合【拡大】
LIXIL住宅研究所(東京都江東区)も、地域の防災拠点となる「レジリエンス住宅」を提案する。葛飾区にあるモデルハウスでは、非常時にも約1カ月にわたり日常に近い生活を送ることができる家をアピール。象徴的な設備が液化石油ガス(LPG)をためた機器で、停電時でも電力を供給する。
評価指針定着に力
防災住宅など高い機能性を備えた質の高い住宅の整備は、中古住宅流通市場を活性化させる好機でもある。
日本は建物に対する評価が低く、流通市場の阻害要因となっていた。2008年における全住宅流通量に占める中古住宅の割合は13.5%。上昇傾向にあるものの、欧米の65~90%に比べると圧倒的に低い。
このため国は、市場の活性化に向けて新たな建物評価指針の定着に力を入れている。防災性に優れた住宅が普及し、品質を維持していこうとする考えが国民に定着すれば、こうした流れを後押しする可能性が高い。結果として好条件の売却で得た資金による消費の増大や、リフォーム投資を通じた経済の好循環が期待できる。