国内の粗鋼生産量とセメント販売量の伸び【拡大】
鉄鋼やセメントなどの素材関連にも消費税増税の影響が表れてきた。日本鉄鋼連盟が22日発表した4月の粗鋼生産量は前年同月比2.5%減の893万8500トンで8カ月ぶりに前年実績を下回った。一方、4月のセメント需給も微増にとどまり、民間向けを中心に需要の伸びが今後さらに鈍化しかねないとの懸念が広がっている。
粗鋼生産量の減少幅は3.4%減だった2013年2月以来の大きさ。自動車や家電にも使われる広幅帯鋼が2.5%減だったほか、建設向けのH形鋼は9.0%減と東日本大震災の影響で11.5%減となった11年9月以来の大幅な落ち込みとなった。
鉄鋼連盟は「消費税増税前の駆け込み需要の反動減に加え、東南アジアを中心とした市況悪化やタイの政情不安なども重なったため」と分析している。