また、スポーツカーとしての運動性能もさらに磨かれている。ステアリング操作量の少ない、高いレスポンス。そして、新設計のスプリングと最新世代の磁性流体式ダンパー、ボディー・モーション加速度計の作用により、これまで以上に正確なハンドリングを実現している。電子システムには、コーナーからの最大加速をもたらす最新仕様のF1-Tracを搭載。高性能ABSを制御する「ABS ESP 8.0プレミアム・システム」には、極めて短い制動距離を実現するCCM3ブレーキシステムも組み込まれた。優れた構造と制御、そして新型エンジンの組み合わせによって、積極的な走りを楽しむドライビングではもちろん、リラックスしたツーリングでも、ドライバーに心地よく快適な走りを提供することを目指している。
◆スタイルと実用性を両立
スタイリングについては、ピニンファリーナと共同で従来モデルから大幅に見直された。「フェラーリ・カリフォルニア T」は、伝統的なフェラーリ・フロントエンジンGTスタイルを踏襲している。ボディー側面は「250テスタロッサ」のポンツーン・フェンダーを想起させるスタイルで、滑らかなエアロダイナミクスと躍動感が特徴。伝統的なフロントの大型グリルとともに、ターボ・エンジンの熱対策として設置されたベントを備えた新設計ボンネットが、力強さとスポーティーさを強調している。
また、ぬくもりのあるぜいたくなハンドクラフトのコックピットは、革本来の風合いが楽しめるセミアニリン・レザートリムで仕上げられている。ラッゲージルームとリア・シートは一体構造となっており、乗車スペースを柔軟にアレンジすることも可能。ルーフを下げた状態でも、広いラゲッジスペースを有効に活用することができるなど、実用性も考慮されている。