◆年30万人集客のミュージアム
ファクトリーとフィオラーノ・サーキットに隣接する場所に、オフィシャル・フェラーリ・ミュージアムがある。
モータースポーツをテーマとしたホールは、米国カリフォルニア州・モントレーの「ラグナ・セカ・サーキット」を再現。15メートル近くの高低差を下るS字の名物ポイント“コークスクリュー”をイメージしたコーナーには、米国のレジェンド・ドライバーとして知られるマリオ・アンドレッティの「312」など、過去の希少なF1マシンが展示されている。
このホールを後にすると、多くのオスカーを受賞したイタリア俳優とともに、映画に登場したフェラーリが展示されているコーナー。そして、その先は、ロサンゼルスへと続く。ロデオドライブとビバリーヒルズをイメージした空間では、50年代から最新の「フェラーリ・カリフォルニア T」まで、歴代のカリフォルニア・モデルが並び、60年間の変遷を紹介。周囲には、アメリカンテイストが際立つクラシックカー「250カリフォルニア・スパイダー」や全世界で80台の限定モデル「SA アペルタ」も展示され、フェラーリの歴史を間近に感じ取ることができる。
また、館内には、F1イタリアGPが行われる「モンツァ・サーキット」が細部に至るまで再現された、リアルなF1シミュレーターが用意されている。サーキットの感覚、コース表面の状態、カーブなどに対する車両のリアルな挙動を誰でも体感することができる人気施設だ。他にも、フェラーリの歴史におけるさまざまなテーマでの展示や、ガイド付きのファクトリーツアーなど見どころも多く、2013年は年間32万人を集客。世界中からモータースポーツファンが訪れる。