この3棟が国内で高さ200メートルを超える超高層マンションとして存在感を放つが、世界を見渡してみると上には上がある。
国際NPOの「CTBUH」(高層ビル・都市居住協議会、本部・米イリノイ州)によると、世界最高峰の高層マンションは24(2012)年に完成したアラブ首長国連邦のドバイにあるプリンセスタワーで、高さ約413メートル。「ザ・キタハマ」でも世界で160位にとどまる。
とはいえ、日本ではマンションの高層化が進みつつある。国が都心回帰による「コンパクトシティ」によるまちづくりを志向するなか、開発事業者にとっては高層化で土地の有効活用を図り、マンション計画の収益性を確保しやすいとみるためだ。
地震国でもある日本ではマンションは高ければ高い方が良いわけではないが、安倍晋三政権の国家戦略特区が具体化していくなか、東京圏や関西圏では高層建築物の容積率緩和が進む見通しで、超高層マンション計画が登場してくると期待されている。