2位は神奈川県の22・17%、3位は大阪府の18・2%と大都市圏が上位に並ぶため、東京カンテイは「地価が高い地域ほどマンション化率が高くなる傾向は明らかだ」と分析する。
また、超高層マンションは「築年数が経過しても購入時の価格から値崩れが少なく、資産価値が落ちにくい」(長谷工総合研究所)との理由で、消費者の人気も高い。駅前再開発の好立地などに多く、高層階は眺望も魅力的であるため、中古物件として売買しやすい事情もある。
7年の阪神大震災の教訓などから、ゼネコン(総合建設業)各社が最新の耐震・免震技術を高めていることもマンションの高層化を後押ししている。(西川博明)