なぜ?超高層化する日本のタワーマンション 開発各社が意欲的なワケ (4/5ページ)

2014.6.11 11:00

日本で最も高い超高層マンション「ザ・キタハマ」。高さが約209メートルある=大阪市中央区(西川博明撮影)

日本で最も高い超高層マンション「ザ・キタハマ」。高さが約209メートルある=大阪市中央区(西川博明撮影)【拡大】

  • 西日本一の繁華街、JR大阪駅周辺でも超高層マンションの建設が増えている=大阪市北区(西川博明撮影)
  • 大阪市内では超高層マンションの建設が増えている=大阪市西区(西川博明撮影)

 一方で、近畿圏(2府4県)も全体の16・9%に相当する47棟(1万5689戸)の計画がある西日本の集中エリア。なかでも大阪市内は26棟(8810戸)が計画されている。

 不動産経済研究所は「リーマン・ショックの影響で半減していたタワーマンションの建設計画は首都圏、近畿圏を中心に復調してきている」と指摘する。

 急増の理由

 開発各社が、タワーマンションの建設計画に意欲的なのは理由がある。

 まず開発事業者にとって土地の有効活用につながるためだ。マンションを高層化するほど、分譲販売できる住宅の戸数が増え、開発に投資した資金を回収しやすくなる計算が働くことが大きい。

 不動産調査会社の東京カンテイが調査した、世帯数に占める分譲マンション戸数の割合を示す「マンション化率」を都道府県別でみると、最も高いのが東京都の25・9%で、3・9世帯に1世帯がマンションに住む状況だ。

「購入時の価格から値崩れが少なく、資産価値が落ちにくい」

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