清水建設が工法を考案し、新日鉄住金が鋼板を担当した。従来の床の免震装置は厚さが20~30センチあるため、改修では敬遠される傾向にあったが、今回の2枚の鋼板を合計した厚さは5ミリと薄く、工事が容易で設置しやすい。鋼板の表面に特別な処理をして滑りやすくした。
改修費は75平方メートルの手術室で2000万円程度を想定する。清水建設によると、耐震改修が必要な病棟は全国に約5000棟(2009年度)ある。両社は病院のほか、薬品庫やデータセンターへの導入も提案していく方針だ。
厚生労働省の調査によると、全国の病院の耐震化率は13年8月時点で64.2%と、全ての施設では実現していない。