「極ZERO問題」で発泡酒に再注目 各社新商品、シェア争いの焦点に (2/4ページ)

2014.7.25 06:04

極ゼロの再発売をアピールするサッポロビールの尾賀真城社長=15日、東京都渋谷区

極ゼロの再発売をアピールするサッポロビールの尾賀真城社長=15日、東京都渋谷区【拡大】

 サントリー酒類とアサヒビールも、それぞれ同じ特徴の発泡酒「おいしいZERO」、「スーパーゼロ」を9月2日に発売、サッポロの牙城切り崩しを狙う。

 糖質とプリン体をカットする製法は、消費者の健康志向に訴求する鍵として各社が開発に取り組んでいた。

 サッポロは他社に先駆けて新製法を開発し、世界で初めて糖質とプリン体が含まれないビール系飲料を実現。昨年6月発売から半年間で、約260万ケースを売り上げるヒット商品となった。

 酒税簡素化議論の導火線にも

 サッポロは先月20日、酒税の差額分116億円を国に自主納付すると発表。2014年12月期に見込む連結最終利益50億円が吹き飛び、赤字への転落が確実となっている。極ゼロの発泡酒への切り替えに伴い、小売り価格は1缶当たり20~30円高くなり、客離れが予想された。競争の激化で極ゼロの今後の売り上げが計画を下回れば、傷がさらに広がりかねない。

とはいえ秋以降、各社の参入で競争が激しくなるのは必至だ

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