燃料電池車は「先駆けてやるから意義がある」 トヨタ開発責任者・田中義和氏に聞く(3) (3/6ページ)

2014.8.11 07:02

大きなサイドグリルが印象的な、トヨタの燃料電池自動車=愛知県豊田市

大きなサイドグリルが印象的な、トヨタの燃料電池自動車=愛知県豊田市【拡大】

  • トヨタの燃料電池自動車=愛知県豊田市
  • トヨタの燃料電池自動車(FCV)開発責任者、田中義和氏=愛知県豊田市
  • トヨタの燃料電池自動車=愛知県豊田市
  • トヨタの燃料電池自動車=愛知県豊田市
  • 東京・杉並水素ステーション=東京都杉並区
  • 東京・杉並水素ステーション=東京都杉並区

 --FCVの開発でトヨタが意識しているメーカーはどこなのか。ライバルを挙げるとしたら。

 「ホンダさんはもちろんですし、2015年にFCVを出すとおっしゃっています(※ホンダは2015年内に5人乗りのセダンタイプを発売することを目標にしていると正式に発表)。ただ、カッコイイことを言うようですが、切磋琢磨といいますか、FCVの場合は、より多くのメーカーさんがクルマを出して、お客様の選択肢が広がれば、それがインフラ整備につながり、お客様の利便性へとつながるのです」

 「余談になりますが、(小さい燃料電池などパーツを作る)日本の生産技術も重要なファクターになります。ものづくり、材料を作る技術、高度な技術があって初めてFCVができる。日本にとってそういう技術を生かすチャンスなんです。日本からこういうクルマのモデルケースが広がることに意義がある。各国の方が日本を参考にステーションを作り、大きなエネルギー革命につながればいいなと思います。だからライバルは意識しますが、それが日本のものづくりの活性化につながればいいなと考えています」

トヨタ社内において前例がないチャレンジ

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