海水を真水にする東洋紡の「膜」 高度な技術力…中東で圧倒的シェア (5/5ページ)

2014.8.11 09:30

東洋紡の膜が用いられた海水淡水化プラント=サウジアラビアの都市ラービク

東洋紡の膜が用いられた海水淡水化プラント=サウジアラビアの都市ラービク【拡大】

  • 出荷前の検査をする東洋紡の海水炭水化膜=山口県岩国市
  • 東洋紡の海水淡水化膜。ひとつの円柱に約150万本の中空糸が使用される

 さらに、東洋紡は中東ではクウェートやアラブ首長国連邦(UAE)、カタールなどへの売り込みを強化する。サウジアラビアと同様に、淡水化に使う海水を周りを陸で囲まれたペルシャ湾から取る環境は変わらないため、海水淡水化膜の技術さえ理解されれば普及は進むとみている。

 東洋紡は「海水の特徴が似ている中東全体や北アフリカでも、さらにシェアを伸ばしたい」と意気込んでいる。

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