農林水産省によると、PEDの影響で4~6月に国内養豚場で約27万匹の豚が死んだ。豚は生後半年で出荷されるため、10月以降も品薄が見込まれる。4~6月の豚肉輸入量は約21万1500トンと2008年以来の高い水準となっており、今後も国産豚の不足を輸入品で補う動きが続きそうだ。
豚肉価格の高止まりの影響はじわじわと広がっている。外食大手のリンガーハットは、展開するとんかつ専門店チェーン「浜勝」の主要メニューを今月から5%値上げし、税別で1134円だった「ロースかつ定食・100グラム」は56円アップの1190円にした。同社の担当者は「企業努力で吸収するのはもう限界にきていた」と話す。
ハムやソーセージでは、7月に値上げした日本ハムや伊藤ハムに続き、今月1日には丸大食品が134品目の容量や納入価格を見直し、プリマハムも取引先との交渉を進めており、各社の値上げ幅は10%前後に上る。