味の素、米業界大手を850億円で買収 アジア系冷食シェア5割目指す (1/2ページ)

2014.9.11 05:40

握手を交わす味の素の伊藤雅俊社長(右)とウィンザーのゲイブ社長=10日、東京都千代田区

握手を交わす味の素の伊藤雅俊社長(右)とウィンザーのゲイブ社長=10日、東京都千代田区【拡大】

 味の素は10日、米国の冷凍食品大手ウィンザー・クオリティ・ホールディングス(テキサス州)を8億ドル(約850億円)で買収すると発表した。同社として過去最高額の買収案件となる。

 ウィンザーは人気が高まっている米飯類や餃子などアジア系の冷凍食品に強く、同社の販路や生産拠点を活用して北米事業を効率的に拡大。6年後に北米で冷凍食品の売上高を1000億円に引き上げ、アジア系冷凍食品のシェア5割超を目指す。

 味の素は北米の冷凍食品市場に2000年に参入し「サムライ」ブランドなどを展開。13年度の売上高は約135億円だった。「タイペイ」ブランドなどのウィンザーは約700億円。両社のシェアは計36%となる。

北米では消費者の健康志向や和食ブームを背景に…

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