日本化学工業協会の小林喜光会長(三菱ケミカルホールディングス社長)は19日の定例会見で、1ドル=109円台まで進んだ為替相場の円安傾向に対し、「原料高というネガティブな効果もあるので、120円とか、130円の方向に急激になることだけはやめてほしい」と警戒感を示した。
石油化学製品の原料となるナフサ(粗製ガソリン)価格は比較的落ち着いているが、小林会長は「今後まだまだ地政学リスクもある」と指摘。円相場の適正な水準として、「100~105円で、安定的に推移すると経営上は非常にやりやすい」と述べた。
一方、18日に行われた英北部・スコットランドの独立を問う住民投票で独立否決が確実になったことについて、「(独立は)時代として混乱のリスクをより増幅すると思うので、ほっとしている」と語った。