アフラック、販路拡大で波紋 郵便局向け半額保険、代理店から反発 (2/5ページ)

2014.10.3 06:04

 「皆さんが心配されるようなことは起こりませんよ」。アフラックの営業部隊は代理店にこう説明して回り、火消しに必死だ。

 アフラックによると、販売代理店と郵便局を比較すると販売エリアと顧客層が違うため、両者は競合しないと説明する。

 同社の販売代理店は全国にあるが、地方も含めて主な営業エリアは都市部で、顧客も割安な商品を好む層が中心だ。

 これに対し、郵便局は地方の細部に至るまで販売網を張り巡らし、顧客も割安志向ではない。「タッチできなかった白地を郵便局でカバーできる」(同社)というわけだ。

 過去には、2007年に銀行窓口での保険販売が全面解禁になった際、今回と同様に販売代理店に懸念が広がったこともあった。だが、実際には顧客層の違いから、代理店販売にほとんど影響はなかった。

 商品を比べても、郵便局用はただ半額というわけではない。その分、がんで入院や通院する際の1日当たりの給付金は4000円で、自前のがん保険の1万円に比べ安く、先進医療に関する特約も削っている。

がん保険=アフラックのイメージも、実はシェアは漸減

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