■再成長へ戦略抜本的見直し観測
トップシェアの同社の2013年度の新規契約は、前年度比7.6%減の約60万件で、シェアは43%と2.7ポイント下落した。
一方、2位のメットライフ生命保険は19.7%増の約18万件、3位のAIG富士生命保険は16.5%増の約16万件。メットライフ生命は治療給付金、AIG富士生命は診断給付金を手厚くするなど工夫を凝らし、ブランド力がじわじわと上がっている。
日本生命保険など大手生保は、死亡保険に比べて保険料が少なく利幅の薄いがん保険に見向きもしなかった。だが、人口減少で国内の生保市場が伸び悩む中、医療・介護分野への攻勢を強め、販売競争は激しくなっている。
アフラックの保険料収入は13年度に16%減となり、1974年に日本で営業を始めて以来、初めて減収になった。
事態の打開に向け、個人代理店を中心としてきた販売網のあり方を模索している。