L0系の車両=山梨リニア実験センター(鴨川一也撮影)【拡大】
さらに45年に大阪まで延伸されれば、東京-大阪間は67分。人口が日本全体の6割に当たる約7300万人、日本の国内総生産(GDP)の7割、約350兆円を稼ぐ巨大経済圏が誕生する。「世界最大のスーパーメガリージョン(超巨大都市圏)を形成して、人の流れが劇的に変わる」。太田昭宏国土交通相もこう期待する。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングはリニアの経済効果について、移動にかかるコストが生産活動に回る結果、名古屋開業時で10.7兆円、大阪開業時で16.8兆円(いずれも50年間の効果)とはじく。
さらに、リニアは東海道新幹線と違う路線を走ることで、「東海地震などの大災害に備えてのバックアップ」(JR東海)の意味合いも大きい。動き始めた夢の超特急が、日本の経済やライフスタイルを大きく変えることになりそうだ。