企業風土改革が正念場を迎え、危機感を共有するため社員にメッセージを送ったシャープの高橋興三社長【拡大】
さらに、危機意識が希薄化した結果、本社の管理部門が液晶事業部門を「巨額赤字を招いた元凶」と会議などで一方的にやり玉に上げなど社内の軋轢(あつれき)も目立っているといい、高橋社長はメッセージで「社内で『綱引き』をしている余裕などない」と呼びかけた。
26年7~9月期に大変な苦戦を強いられ、中期経営計画の後半戦に薄氷の状態で突入したシャープ。中国のスマートフォンメーカーへの顧客開拓が好調な液晶パネル事業などの健闘をよそに、高橋社長を悩ましているのは、社員の意識にしみついているカリスマ経営者時代の“亡霊”といえそうだ。