キリンは業務用ビールの不振などに加え、家庭用でも国内の主力に位置づける第3のビール「のどごし〈生〉」などの販売が落ち込んだ。サッカーワールドカップ(W杯)日本代表を応援するキャンペーンの効果で消費税増税後の需要低迷を補うことを狙っていたが、日本代表が予選で敗退し思惑通りにいかなかった。また、結果的に「各カテゴリーで存在感を発揮できなかった」(同社幹部)という。
14年12月期の業績見通しについて、キリンは売上高を当初見通しより500億円少ない2兆2100億円に下方修正した。今後、主力ブランドの販売立て直しに取り組むとともに、好調な缶チューハイなどを伸ばしてブランド力の向上を図り、収益改善につなげたい考えだ。