パナソニック、テスラに丸め込まれた? 工場への巨額投資でよぎる「プラズマの悪夢」 (5/6ページ)

2014.11.30 17:03

 普及しなければ…

 蜜月の裏で投資を巡って駆け引きを続ける両社。しかし、マスクCEOが機先を制し「3~4割」とパナソニックの負担率を発言。最終的には最大2千億円程度まで引き上げられそうな雲行きだ。

 大手銀行幹部は「マスクCEOの発言に引っ張られて投資額が既成事実化された。テスラの将来には不確定要素もあり、過剰投資の不安はある」と危惧する。

 かつて世界シェア1位だったパナソニックのリチウムイオン電池は、パソコンなど民生用はサムスン電子など韓国勢に逆転を許し、車載用が生命線になっている。テスラにパナソニックの弱みを見透かされているとの見方だ。

 一方で同幹部は「パナソニックは段階的に投資することでリスクをとっている。過去と同じ失敗にはならないだろう」と分析。その上で「すべてはEVの普及率にかかっている」と強調する。

ガソリン車が2030年でも世界の8割以上を占めるとの試算

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