しかし、グローバル競争が激化する中、現代自労組のやり方は企業を疲弊させ、競争力を弱めるだけだろう。組合員自らが自分の首を絞めているのに等しい」と指摘する。
20年間にわたってストを行わず、韓国が世界に誇る造船メーカーとして業績を拡大してきた現代重工もまた現代自と同じ轍を踏むのか。かつて世界最大の造船国となった韓国だが、今年9月の国別船舶受注量産では中国、日本に次ぐ3位に転落。今の経営状況でストに突入すれば、現代自が昨年ストによって損失が膨らんだときと同じ状況に陥るのは間違いないだろう。
10社がGDP7割を占める歪さ
日本の製造業では想像できないことだが、韓国経済に詳しい日本のジャーナリストは「韓国人は子供のときから自らの主張をはっきりと述べ、それを貫徹するように育てられてきている」と説明。