同局は昨年秋から、ドラマを中心とする番組の海外向け配信権販売に乗り出し、現在、アジアや北米、中南米などの動画配信事業者約10社と提携。ドラマ「昼顔」が中国だけで延べ数千万回再生されるなど、アジアを中心に近作のヒットも生まれている。配信権の売り上げは、たった1年で放送権ビジネスの半分近くにまで急成長したという。
「ネット配信はテレビ放送に比べてハンディキャップが少ない」と宮沢部長。1作が十話程度で完結する日本の民放連続ドラマは、海外ドラマと比べて話数が少なく、長編が好まれがちな海外ニーズとのギャップが日本の弱点といわれてきた。だが、宮沢部長は「配信なら、放送のタイムテーブルになじまなくても受け入れられる。むしろ、コンパクトな方が好まれる場合もある」と指摘する。
海外での番組配信はこれまで、海賊版対策を目的としてアニメを中心に広がってきた。テレビ東京は2009年、米国の動画配信事業者「クランチロール」と提携して正規アニメ作品の配信を始め、約5年で有料会員数が40万人を突破した。