ドラマもアジアを中心に海賊版対策は各局の悩みの種になっている。だが、例えば、中国ではこの1、2年で動画配信市場が急成長。それに伴い、現地配信事業者が日本のテレビ局と契約を結び、公式コンテンツを配信するケースも増えてきた。
韓流ライバル
配信バブルを迎える中国市場で、日本の最大のライバルとなっているのが韓流ドラマだ。フジ事業開発部の早川敬之ゼネラルプロデューサーは「ここ数年は韓流ブームも終息気味で、チャンスと感じていた。だが最近、韓流ドラマに新たなメガヒットが生まれ、中国の事業者も韓国勢に傾きつつある」と明かす。
フジは中国で、現地配信大手「iQIYI(アイチーイー)」と提携し、今年7月末にはオリジナルの連続ネットドラマ「不可思議的夏天(邦題「不思議な夏」)」を共同制作。現在、大手、配信事業者とバラエティー番組の共同制作も計画中で、早川さんは「現地ニーズを踏まえた番組を提供できる」と説明する。