ニャッタン橋、連絡道路の完成式典が行われ、ベトナムと日本の関係者によりテープカットが行われた=4日、ベトナム・ハノイ(森田晶宏撮影)【拡大】
「日本のインフラ輸出にとっても大きな成果だったと思う」。一連の完成式典に出席した太田昭宏国土交通相は帰国後の6日の記者会見で手応えを示した。
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ベトナムは2013年の経済成長率が5.4%で、20年までの工業国化の達成を目指している。だが、経済成長で増大するインフラ需要に、整備が追いついていない。一方、日本政府は20年までに海外へのインフラ輸出受注額を10年比3倍の30兆円に拡大する目標を掲げている。
「日本のゼネコンとしてはベトナムで最も経験と実績がある。その強みをさらに生かしていく」。こう強調するのは大成建設の山内隆司社長だ。同社は22年前にベトナムに進出。ベトナムはスリランカやトルコと並ぶ重点市場国と位置づけており、山内社長は「空港だけでなく他のインフラ開発にも積極参画したい」と意欲を示す。
ニャッタン橋は斜張橋の部分が1500メートルと東南アジア最長を誇り、日本企業の高度な技術力が余すことなく発揮された。IHIインフラシステムの松野憲司ニャッタンプロジェクト部プロジェクト課長は「東南アジアでIHIグループが事業を展開する上で、ベトナムは一つの拠点としての役割を担う」と語る。