ニャッタン橋、連絡道路の完成式典が行われ、ベトナムと日本の関係者によりテープカットが行われた=4日、ベトナム・ハノイ(森田晶宏撮影)【拡大】
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実際、ベトナムでは基幹インフラのプロジェクトがめじろ押しだ。北部の主要港湾、ハイフォン港の沖合に新コンテナターミナルを整備する「ラックフェン国際港」をめぐっては五洋建設や東亜建設工業、三井住友建設が参画。ハノイや南部のホーチミンでは都市鉄道の計画があり、ホーチミン郊外では「ロンタイン国際空港」の計画もある。
日本勢は品質の高さや工期を守る点、工事中の安全確保などで評価が高く、現地で存在感を高めている。
一方、ベトナムでは土地収用の遅れが多発傾向にあるなど、新興国にありがちなリスクも存在する。
東急建設はニャッタン橋の連絡道路の工事を担当したが、土地の引き渡しや障害物の移設が遅れた影響で工期が大幅にずれ込み、追加費用をベトナム側に請求。一定額の支払いを受けることで合意した。
さらに、低コストに強みを持ち品質面でも力をつけつつある韓国勢や中国勢との受注競争も激化が見込まれる。日本勢は優位を確保できるか正念場となる。